逆流防止や高潮・地震対策に用いられる水門・樋門です。
巻上時の抵抗を軽減するために、扉体両端部にメインローラを配置し、また、左右の横振れを防止するためサイドローラを取り付けた構造で、開閉方法はワイヤーロープウインチ式、ラック式、スピンドル式、チェーン式、油圧シリンダ式等があります。
比較的小型の水門・樋門で、扉体両端部と戸当りの摺動金物が直接接触して荷重を伝達する構造で、左右の横振れを防止するためサイドシュー等が設けられます。
開閉方法はラック式、スピンドル式、油圧シリンダ式があります。
また、スライド形式の水門の中には、ローラの転がりで扉体を開閉し、摺動板で荷重をコンクリートに伝達するサーニットゲートと呼ばれる形式もあり、スライドゲートよりも大きな規模の水門にて適用される規格です。
扉体を上下に二分割し、常時は上部または下部のみ運転し、非常時に上下を同時に運転する型式のもので油圧機、ウインチ式があります。
扉体の昇降運動とは無関係に、単独に開閉できるよう組み合わせてある型式のもので、操作方法としては油圧機・電動操作あるいは、手動式の巻上機を使用しますが、その部分のみを招扉型式にする場合もあります。